『四つ足の誘惑』レポート
2001.10.2

執筆と撮影:管理人重松よしこ

TOP 公演情報 KCT? 裏ダメ ごま対談 LINKS BBS mini-BBS i-mode

アトリエ劇研にて、お茶会『四つ足の誘惑』を開催。
趣旨は「お客様との交流」、ごまのはえが掲げたテーマは「人が獣(=四つ足)になりたがる理由を考える」というもので、なかなか他では観ることのできない、異色のステージとなった。

会場に13:00集合。客席は、先日まで「劇団衛星」のお芝居に使われていたものをそのままにしておいてもらって使用、ラクをする。照明を吊り音響をチェック、衣装・小道具などの確認をする。
ふとごまのはえの足元を見ると、靴下の色が片方ずつ違うことに驚愕。慌ててゆであずきに
「あれは、もう誰かがツッコミ済なんか?」
と確認すると、
「いつものことや」
と流される。
この場にはいなかったが、靴下といえば梅澤諭史大先生である。
彼の靴下の破れかたは尋常ではない。否、訂正しよう、彼は靴下がどんなに破れていようとも履き続ける。指先部分の壊滅はおろか、かかと部分も消失し、ちょっと見には「靴下」というより「体操用おしゃれスパッツのヒモが土踏まずにひっかかっている」といった表現のほうが的確な状態の物でも、彼は「靴下」として履き続ける。ゆであずきに言わせれば、靴下の色が違うくらいのことは、もうニットキャップではツッコミの対象にならないのだ。
そういえば梅澤は、靴下ではなく、右足と左足で違う「靴」を片方ずつ履いていた時期もある。恐ろしいことに、うっかり間違えてそうなったのではなく、「靴がこれしかない」から「日常的」にそうしていたのだ。
そういえば梅澤は、「靴紐が切れたから」と言って、舞台で使ったハリガネを靴紐代わりに使用していた時期もある。そんなもん代わりにできるか。

楽屋で夕ご飯食ってます
休憩を挿んでゲネプロ(音響・照明込みの、本番さながらの練習)。ごまのはえ&大木のものすごいテンションが、楽屋にまで伝わって来た。
板橋が
「本番前からあんなに飛ばして大丈夫かいな」
と心配する。
当の板橋は、ゲネプロなどでは素知らぬ顔をしておいて、本番になるととんでもなくなるので、今回は出場はしないのだが要注意人物である。
全員集合、気合入れ(「ファイト・オー!」とノーマルにやりました)の後、開場。なのにごまのはえがトイレに駆け込んできた。何をしている劇団代表。
ホンマすっきりや
19:00本番開始。
●中島敦『山月記』 朗読:松岡純子
山月記を読む
高校の国語の授業で勉強された方も多いのではないだろうか。
山中に分け入った役人が、行方不明になっていた同僚を発見するが、彼の姿は虎に変わりはてていた。
「虎」という四つ足の動物になってしまったことの悲しみ、痛みを、「分かる」と思うのは、どうしてだろう。

●コント『笑いの地平』『死にきれない夢(書き下ろし)』
出演:先輩=ごまのはえ ドン亀=大木湖南 編集者=金田淳(客演)
ドン亀、先輩、編集者
『笑いの地平』は、2000年春公演の短編集『じょうどこちらへ』で初演以来、事あるごとに演じてきた作品。喫茶店を舞台に、メジャーを目指すお笑いコンビ(ドン亀&先輩)と、彼らにコントライブ情報の掲載を頼まれる雑誌編集者との、お笑いに対するセンスのすれ違いを描く。ドン亀と先輩の創作コントが見物。

ドン亀、先輩、編集者
『死にきれない夢』は、『笑いの地平』より3年後の話。挫折したお笑いコンビは、再び編集者を呼び出すが・・・。ラスト、中島みゆき『狼になりたい』をバックに、先輩がえらいことになる。

終演後、お客様ともども輪になって、お茶を飲みつつ座談会。
輪になりました
『山月記』は、やはり国語の教科書でご存知の方がほとんどだった(客層は20代前半が中心)。国語教師として高校へ教育実習に行った経験を持つ板橋が、授業用のアンチョコを披露したりして、作品を解説。
いきなりごまのはえが
「俺は虎になりたいんやけど、このなかで虎になりたいと思う人〜」
などと発言して、全員を混乱に陥れる。
しかし私は知っている。彼が再三、
「俺は将来、女子寮の玄関マットになりたいね。毎日毎日、キャッキャ言うてる若い女の子に踏まれんねん」
と言っているのを。虎にはなれないだろう。
これがTシャツ

参加して下さった皆様、有り難うございました。

TOP 公演情報 KCT? 裏ダメ ごま対談 LINKS BBS mini-BBS i-mode

knitcap@hotmail.com